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糖尿病外来

糖尿病専門医の診察が受けられるクリニックです

当院では、経験豊富な糖尿病専門医が診断・治療のみならず、患者様の「困った、悩んだ、病気についてわからない」など、どんなご相談にも親身にお応えしております。

「日本糖尿病学会認定専門医」による高度な診断・治療・生活管理

長きにわたり、病院勤務医として臨床経験を重ねたドクターによる診断・治療をはじめ患者様の生活管理に及ぶまで丁寧で的確なサポートを行います。

  • 糖尿病とは一体どのような病気なのか?
  • 現在の治療法とは具体的にどのようなものなのか?

このような疑問やご相談に応じさせて頂くのみならず、糖尿病による合併症(網膜症や腎症など)わかりやすくご説明させて頂きます。
重度の合併症の場合、より適切な医療機関へのご紹介も行っております。
また、既に主治医がおられる患者様へのセカンドオピニオンも行っております。

※セカンドオピニオンとは?
「主治医以外の医師の意見」と訳すことができます。医療は患者様が選ぶ時代になり、主治医が提示した治療方法の選択肢について、第三者の意見を聞きたいというのは今ではごく当たり前のことなのです。

管理栄養士との連携による高度なチーム医療

糖尿病治療にとって、食事療法や生活習慣へのアドバイスなどは必須と言えます。
当院では、管理栄養士が調理した薄味、低炭水化物等いろいろな食事を試食して頂いたり料理教室を開催しております。

  • 食事制限はどんな点に気をつければよいのか?
  • 生活習慣の中でどんな点に注意しなければならないのか?
  • 低血糖時の緊急処置 など

お気軽にご相談下さい。

『クリニック内での薄味お弁当試食会
実際食べて頂き味覚の体験をします。』

糖尿病内科

日本人の40歳以上の3人に1人が「糖尿病」又は「糖尿病予備軍」と言われております。

糖尿病とは

糖尿病とは、膵臓で作られる血糖を下げる働きを持つインスリンというホルモンが不足したり、働きが悪くなることで、血液中のブドウ糖が細胞にうまく取り込まれず、ブドウ糖の濃度が高くなった(=高血糖)状態が続く病気です。
糖尿病は発症時には、殆どの場合、ご本人には分かりません。

● 糖尿病のタイプ

糖尿病には次のタイプがあります。

1型糖尿病
膵臓のβ細胞というインスリンを作る細胞が、ウイルス感染などをきっかけに免疫異常により破壊されて、身体の中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こります。 しばしば子供時代に発症することがあります。
2型糖尿病
両親からの遺伝で、インスリンがもともと出にくい体質(両親にはっきり糖尿病の方がいなくても糖尿病遺伝子は隠れていることがあります)を持つ条件と、運動不足や脂肪の過剰な摂取などの生活習慣の結果、インスリンの働きが悪くなる条件が組み合わさって発症します。
日本の糖尿病患者の95%以上はこのタイプです。
その他に遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気などが原因となるもの、妊娠糖尿病などがあります。
糖尿病の3大合併症

この高血糖状態が続くと、やがて全身の血管が蝕まれ以下の合併症を引き起こします。

  • 糖尿病網膜症(失明に至ることも)
  • 糖尿病腎症(腎臓の機能が低下し、やがて透析に至る)
  • 糖尿病神経障害(高頻度に発症します)
  • 心筋梗塞、脳卒中などの動脈硬化性疾患も引き起こします。

しかもこれらの合併症は何の自覚症状もなく、少し血糖値が高い「糖尿病予備軍」と呼ばれる初期段階からひそかに進行します。
そのため糖尿病と診断されたら少しでも早く治療を開始し、食事療法・運動療法を含めた治療を継続することが大切です。

糖尿病の診断基準

糖尿病の診断基準は、空腹時血糖が126mg/dlを超えたり、300kcal相当のブドウ糖液を飲んだ2時間後に血糖値が200mg/dlを超えたりしたときに糖尿病と診断されます。

糖尿病の症状

糖尿病は自覚症状の乏しい病気ですが、次の点に注意して、当てはまる場合は、早めの検査をお勧めします。

  • 急な体重の減少
  • とても喉が渇く
  • このごろ太ってきた
  • おしっこの回数が増えて、量も多い
  • だるい、疲れやすい
  • 手足がしびれたり、立ちくらみがする
  • 足がむくむ、重くなる など
糖尿病の治療法

糖尿病初期の段階であれば、食事療法と運動療法がメインとなります。
初期の段階であれば、食事を減らしたり、運動を少し増やしたりするだけで血糖が改善することも少なくありません。
また進行すると薬物療法が必要となります。
薬物療法には血糖を下げるための血糖降下薬という飲み薬と、インスリンがほとんど分泌されない人やかなり不足してしまった人のためのインスリン注射があります。
いずれにしましても、医師の指導の下、糖尿病は自己管理をしっかりすれば、必要以上に怖がる必要はありません。

●「血糖が高い」「糖尿病の気がある」と言われたら、すぐに治療を

上記の喉が渇くなどの症状は、血糖が急に300~400mg/dl以上にならないと出てきません。
つまりやっと診断基準を超える程度の血糖値では、症状がありません。
しかしながら高血糖では、症状が出ない間にも血管に負担がかかるだけでなく、膵臓のインスリンを出す細胞は徐々に死んでいってしまいます。
インスリン分泌が少なくなってからの治療は面倒になってきますので、その細胞が比較的たくさん残っているうちに治療を開始することが必要です。